現在ではセレクトショップなどでも取り扱われる、お洒落なブランドイメージとなっているモンクレール。その進化への転機は1980年代に訪れている。

世界のファッションの中心地フランス・パリの人気セレクトショップがモンクレールのダウンジャケットを扱い始めたことがきっかけとなり、やがてモンクレール=お洒落なアウターとして認識されることとなった。

モンクレール・バジーレ(BAZILLE)はその後の1999年に発表。

モンクレール・バジーレの登場により、モンクレールはお洒落なダウンジャケットブランドとして世界的に大ヒットすることとなる。モンクレール・バジーレは細身のシルエットを特徴とし、モンクレールの大定番の一つとなった人気ラインだ。

モンクレール・バジーレは着る人を選ばないモデル。

モンクレール・ベニス(Venise)よりも艶感を抑えた表生地を使用することで、過度な光沢がなく上品で落ち着いた雰囲気を醸し出す。そのマットな素材感には一歩進んだ洗練度の高さが感じられ、性別、世代を問わず多くの人々に支持されている。

オンオフいずれにも使い勝手が良く、これぞまさにダウンジャケットとも呼ぶべきそのスタイルはシックで洗練された大人の男を演出する、魅力的な一着として人気の定番モデルだ。

左腕部のポケット、モンクレールならではのボリューム感たっぷりに詰まった最高級ダウンとライトなフィット感とシンプルで飽きのこないデザインはモンクレール・バジーレならでは。より幅広くさまざまなコーディネートに対応するベーシックスタイルで、フードも取り外し可能だ。

モンクレール・バジーレのダウンジャケットはをダウン特有のやわらかなボリューム感と高い保温機能を持たせている。機能面においてはダウン抜け防止としてダウンプルーフ加工を採用。ダウンが飛び出しして抜けないようになっている。防水加工により雨や雪にもしっかり対策が施されている。

モンクレール・バジーレはそのボリュームとふんわりした軽い着心地も特徴。

首もとには肌ざわりのよいマイクロフリースが使用されており、ネック裏側で素肌に触れてもひんやりせず、着たその瞬間から暖かさを感じられる作りになっている。

ボリューミーで膨らみも強いため、薄いインナーを合わせれば着膨れすることなく、驚くほど十分な暖かさを確保することができる。その保温性と防風性もモンクレール・バジーレならではだろう。軽く、快適な着心地で幅広いスタイルにもコーディネートしやすいため、シンプルかつ機能的なダウンジャケットとして支持されるアイテムだ。

モンクレール・バジーレをはじめ、モンクレールのダウンジャケットにはその特徴として、フランス規格協会が認定した高級ダウンを使用している。

モンクレールは空気の包含力や断熱力など、厳格な認定基準をクリアし、フランス規格協会「ANFOR」からキャトル・フロコン(4Flocons)に認定された高級ホワイトグースの産毛を採用している。

その認定基準とは一定量の空気を専用扇風機に送りこみ、規定の距離まで遠く飛んだ羽毛のみを採用するという方法。生産量に限りがあるのも、実際に一羽からごくわずかしかとれない羽毛を使っているためだ。

また、使用する羽毛量は各部位ごとグラム単位で厳しく定められており、熟練の職人の手によって一着ずつ丁寧につくられている。ダウンジャケットというと、それまでは一般的にはボリュームがあり過ぎて野暮ったくなりがちなイメージだったが、モンクレールのダウンジャケットの登場により、その計算されたシルエットとダウンのボリューム調整が緻密に施されたデザインはそれまでのダウンジャケットの固定イメージを払拭するスタイリッシュでタイトなシルエットを実現させたのだ。