モンクレールの全ラインナップの中で1番と言ってもよいほど人気の高いモデルのモンクレールエベレスト(EVEREST)。モンクレールエベレストの細身で都会的なシルエットはそれ以前のダウンジャケットの常識を覆すほどの仕上がりになっている。毎シーズン繰り広げられる争奪戦の結果、逃す人も多いほどの人気ラインだ。

モンクレールエベレストは定番のモンクレールヴェニス(VENIS)をよりスポーティに進化させたダウンジャケット。ダウン特有の腕周りのダボつきやモコモコ感がなく、よりタイトなシルエットとショートな丈感のデザインがすっきりとした洗練された大人のスタイルを演出する。開襟時や脱いだ時もチラ見えする別色の裏地もモンクレール愛用者の心くすぐるポイントの一つだ。

タレントで元SMAP木村拓哉が着用したことで話題沸騰、爆発的な人気となったモンクレールエベレスト。重厚感ある独特な光沢と上品な高級感をを醸すシャイニーナイロン生地は日本でも根強い人気を誇る。

当時はモンクレールの代表的な特徴でもある高い保温性とタイトで洗練されたデザイン性の両方を兼ね備えたダウンジャケットは珍しく、スーツスタイルにダウンジャケットをコーディネイトを急速に浸透させていった。

モンクレールエベレストの特徴はまず、防寒性と保温性の高いフロントのファスナー&ボタンの二重構造。ボタンかファスナーいずれかだけを閉めたりすることで着こなしを変えて楽しむことも可能だ。また、いざという時に便利なフードが収納されているスタンドカラーと表面腹部左右にあるスナップボタン付きジッパーポケット。

裾のドローコードで裾幅の調節も自由自在だ。

モンクレールエベレストのダウンジャケットは、カジュアルから大人っぽいスタイリングまでシンプルで飽きのこないデザインが特徴のモンクレール製品の中でも、何かと着回しの効くオールラウンドの一着になるだろう。

また、モンクレール製品の象徴的なブランドアイコンともいえる腕についた大きめのロゴワッペン。これはモンクレールエベレストにももちろん採用されている。

ロゴワッペンの歴史は1968年フランス、グルノーブル開催の冬季オリンピック大会で採用されたところから始まっている。

このオリンピックでモンクレールはアルペンナショナルスキーにフランスチーム公式スポンサーとして選出され、フランス代表選手たちが着用した。

以降、フランスの国鳥「オンドリ」をモチーフにしたこのロゴはモンクレールのシンボルマークとしてレッド・ブルー・ホワイトのトリコロールカラーが採用、商標として使われている。フランスのブランドであることが一目で分かるスタイリッシュなこのロゴは今や世界中の知るところとなった。

80年代以降、モンクレールはファッションブランドとしての展開もスタートする。

モンクレールエベレストの爆発的人気から国内セレクトショップでの取り扱いが急増、直営店も設立されるようになっていった。

現在も売上の50%を占めるイタリアに本社を移転し、90年代に入ると世界中のセレブに愛される高級ブランドとなった。モンクレールエベレストでも採用されているシャイニーナイロンのような特徴的で強い光沢感のあるアイテムはこの頃から出現し始めた。

それまでのスペック至上主義の一般的なダウンジャケットブランドと異なり、モンクレールはよりファッションブランドとしての色が強く、他ブランドとのコラボレーションにも積極的に取り組んでいる。

日本のジュンヤワタナベやミハラヤスヒロ、海外ブランドではバレンシアガやトム・ブラウンなどが代表的例だが、近年では2016年ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)手掛けるオフ・ホワイト(OFF WHITE)とのコラボレーションモデルを発表。

ストリートテイストと融合した斬新なデザインが話題を呼んだ。